今日は日本フィル・ニューイヤーコンサートに行ってまいりました。日本フィルってスポンサーがついておらず、自主運営だったんですね。知らなかった。
ニューイヤーコンサートというと『ラデツキー行進曲』で手をたたかせてほしいっ!なんて願望をもってしまうのですが、あれはウィーンフィルだけですわね。でも、今年はスマトラ島沖津波被害に配慮して、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでは『ラデツキー行進曲』演奏されませんでしたね。今日の、日本フィルさんでもスマトラ島の募金箱が設置されていました。みなさん募金されてましたよ。もちろん私もしましたよ。 クラシックのコンサートは先月、12月7日の『ワルシャワ室内合奏団 クリスマス・コンサート』以来です。今回はフルオーケストラなので人数も多いからか、音の響きがまた全然違いましたわ。席は前から3列目で右より。ヴィオラ、チェロ、バスの方々が目の前にいるからか重低音が響きます。足元からビリビリと伝わってくる感じです。「うわぁ~、ウーハーきいてるぅ~~。」なんて思ったりして。 途中、目をつむって聴いていたりしたのですが、ヴァイオリンの音が小さく遠くに聴こえてきた箇所などは目をあけてどうやって演奏しているのかを確かめて楽しんでおりました。ほんの少し、細かく弓が動いているだけで、それであれだけの演奏ができるのかとビックリです。目をつむって聴いていると、いろんな音がじっくり聴けるので楽しかった。気になる音がいくつか発見できて面白かったですわ。 今回、ビゼーの『アルルの女』を演奏していたのですが、ビゼーは小学校のときに始めて好きになったクラシックの作曲家です。第1組曲の前奏曲の出だしは、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと同じフレーズを弾いていたのだけど、少しのずれもないので1本の太い線のように感じられて感動しておりました。第2組曲のファランドールでは指揮者の方も飛び跳ねてる感じで、最後は指揮者の方も楽団の方も弾けとんだって感じで迫力満点。こんなに迫力ある曲だったのだなぁと再発見できました。 アンコール曲のブラームスの『ハンガリー舞曲 第5番』も弾けてます。CD聴いてる時はサラッと流して聴いているからか、全然別物に感じますね。 今日はじっくり目をつむりながらCDを聴いて、気になった音のおさらいでもして眠りましょ。 日本フィル・ニューイヤーコンサート ZEROホール 18:30開演 指 揮 小林研一郎 ソ プ ラ ノ 白木あい バス・バリトン 山下浩司 レハール/金と銀 J.シュトラウスⅡ世/春の声 モーツァルト/歌劇「魔笛」より “おれは鳥刺し” プッチーニ/歌劇「ジャンニ・スキッキ」より“私の愛しいお父さん” モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」より“もう飛ぶまいぞ、この蝶々” レハール/喜歌劇「メリー・ウィドー」より“お馬のデュエット” レハール/喜歌劇「メリー・ウィドー」より“唇は語らずとも” ビゼー/劇音楽「アルルの女」第1組曲・第2組曲
by pocoli
| 2005-01-14 23:59
| おでかけ
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