中宮寺 国宝菩薩半跏像
a0005828_1364941.jpg上野の東京国立博物館で展示されている、中宮寺の弥勒菩薩をみてまいりました。考え事をしているポーズの半跏思惟像です。表情はほのかに微笑みを浮かべるアルカイック・スマイル。あまりに有名ですよね。
この像を初めて見たのは中学3年の修学旅行でした。中宮寺内に新しく作られた建物に安置されていた弥勒菩薩は黒く光っており、その室内の明るさや新しさからか重厚な雰囲気がなく弥勒菩薩自体も新しく感じてしまったものです。あの頭の丸いマゲ2つも私の仏像のイメージからは遠く、新しく感じさせた要因の1つなのかもしれない。広隆寺の弥勒菩薩の方が私はずっと好きだったのです。
が、今回の展示は薄暗い室内に安置されていて、中学3年の頃にみた時とは違う印象、重厚さを感じました。
a0005828_1383649.jpg弥勒菩薩の周りを一周することができるので360度から見ることができ、普段見ることのできない後ろなども見られてとてもよかったです。やはり背中など、筋肉の表現は全くの皆無。ギリシャ彫刻などとはまったく違う彫刻ですよね。
今回はじっくり見ることができたので、肩にかかる紐のようなものは髪の毛だったとか、左足は蓮の花にのせられて指先が少し上にあがっているとか知ることができました。
しかし、物の見せ方っていうのは大事だなと思いましたわ。雰囲気で評価が変わってしまう自分を情けなく感じますが、そういうものにはやはり左右されるのであります。今でも中宮寺では、あの畳のお部屋に安置しているんでしょうかね?



中宮寺 弥勒菩薩          広隆寺 弥勒菩薩
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中宮寺は前髪の生え際、どこにいっちゃったんでしょ・・・
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by pocoli | 2005-03-22 02:03 | 美術展など
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