私のゴールデンウィークというと美術館巡りが恒例となっております。今年も国立西洋美術館の「ヴァチカン美術館所蔵 古代ローマ彫刻展」と東京都美術館の「栄光のオランダ・フランドル絵画展」へ。
「古代ローマ彫刻展」のほうが興味があったのでまずはそちら。一番古いもので紀元前6世紀第1四半期の『小さな頭部のついたウルナ(骨箱)』というのがあったのですが、そういう時代に彫刻ができていたというのが驚きです。紀元前2世紀頃にはかなり写実的になっていて、この人物が確かにこの世に存在したのだなぁと感じられ、この人の人生はどのようなものだったのだろうと考えさせられてしまう程です。220年頃の『アドニスの神話の表された石棺』のレリーフなどは特に前面の右側部分がとても細かく立体的で躍動感があり、とても感動しました。ミニチュアがあったら買って帰りたかったくらい。 「フランドル絵画展」の方はお昼頃行ったため、人も多くなっており近くでじっくり観ることができず、また、眼鏡を持っていくのを忘れてしまったので目が疲れてしまい猛スピードで回ってしまったわ。フェルメールの『画家のアトリエ』の絵の一部分だけのハガキが売られていて、そのデザインの良さにしばし見とれておりました。やはり名画は一部だけ切り取っても名画だなぁ。
by pocoli
| 2004-05-02 23:18
| 美術展など
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