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興福寺国宝展
興福寺国宝展_a0005828_1225425.jpg大好きな興福寺の国宝展が東京藝術大学大学美術館で開催されていて、会期終了が迫ってきたので慌てて行ってまいりました。いつも感じるのですが、有名なお寺の国宝展は混んでますね。
私は興福寺の阿修羅が大好きで、大学の頃は冬休みに毎年興福寺に行っていたくらいなんです。今回、阿修羅はきていなかったのですが、私の父が好きなユーモラスな表情の国宝『龍燈鬼立像』がきていました。邪鬼が頭に燈をのせて上目づかいにバランスをとってふんばっている姿はなんとも楽しく、また四天王像に踏みつけられている邪鬼がフィーチャーされているっていうのもとても珍しいので好きなんです。お仕事みつかってよかったねって気分になって(笑) しかし、ユーモラスな表情だけでなく、迫力のある力強い作品なのでユーモラスで力強いというそのバランスが他に類をみないものとなっていますよね。
力強さというと『金剛力士立像』。顔の形相もそうですが、体の筋肉の表現などすばらしいものがあります。圧倒されるっていう感じですよね。
『世親菩薩、無著菩薩』も展示されていたのですが、こちらはとてもリアルで実際こういう人いるわねぇなんてじぃーっと見ていて、ふと『無著菩薩』が元横綱の輪島さんに似ているなと思い出してしまい、その前を通るたびに「おっ!輪島っ!」なんて心の中で思っておりました(汗) スイマセン。改心します。
やはり、奈良の仏像はいいです。みごたえがありますので、11月3日で会期終了になりますから是非鑑賞されて、輪島さんに見えるかどうか教えてください。って、そのためですかっ!(笑)
by pocoli | 2004-10-24 00:39 | 美術展など
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